日本記念日協会の認定した記念日が1年でいちばん多い日。それは10月10日です。そし二番目に多い日は11月11日と8月8日です。

1年間で2500件以上の記念日を認定登録している日本記念日協会には、毎日それぞれの記念日についてはもちろん、さまざまな記念日に関する質問が届きます。その中でいちばん多い質問が「一年の中でいちばん記念日が多い日は何月何日ですか?」というもの。
夏休みの自由研究で記念日のことを調べている小学生、マーケティングコンサルティング会社の部長、テレビのクイズ番組の問題を作成している作家、新聞社でコラムを書いている論説委員、スーパーマーケットのチラシを作っているコピーライターなどいろいろな人が問い合わせてきます。

正解は「10月10日」で59件です。二番目に多いのは11月11日と8月8日の57件です。この3つの日付が「記念日の多い日ベストスリー」で、毎年デッドヒートを繰り広げています。尚、すべて2022年10月5日現在の件数です。
ではなぜ10月10日が1年でいちばん認定記念日が多いのか。登録申請してきた方々によると「10と10はゾロ目なので覚えやすい」「数字の10は『と』『ど』『ト』『ド』『TO』『じゅう』『ジュー』『テン』など語呂合わせしやすい」「10の形が1と0なので棒と丸で品物に見立てやすい」「10月は気候が安定していて晴れの日も多いので記念日のイベントがしやすい」「毎月10日を記念日にすると年間を通じてキャンペーンができる」など、とにかく日付の理由になるものが多いからのようです。数字のゾロ目は二番目に多い11月11日も8月8日もそうなので納得ですね。

じつは10月10日の記念日が他の日よりも多い要素に「毎月10日」で登録されている記念日が5件もあるからです。それは「スカイプロポーズの日「Windows10の日」「糖化の日」「アメリカンフライドポテトの日」「コッペパンの日」。
1年でいちばん認定記念日が多い日は毎月の同じ日やその月の毎日(月間)なども含んだ件数ですので、毎月同日の記念日が多いと件数も増えます。
ちなみに四番目に多い日は8月10日の43件で、五番目に多い日は10月1日の42件となっています。9と6を「黒」「くろ」「クロ」と読む語呂合わせを理由にした記念日が多い9月6日は41件で六番目です。