12月12日の記念日に注目。「ジェニィの日」「ダンボール・アートの日」「クイーン・デー」など、新しい記念日が次々と登場。

今や師走の名物行事となった「今年の漢字」だが、その主催者である公益財団法人日本漢字能力検定協会が制定し、日本記念日協会が認定登録している「漢字の日」は12月12日が記念日。12と12を「いい字一字」と読む語呂合わせからなので、毎年この日に京都の清水寺で発表される。

森永製菓の人気のチョコレート「ダース」をPRする「ダースの日」は、1箱に12粒のチョコレートが入っているので1ダースの12が重なる12月12日が記念日に。

そんな12月12日にはユニークな記念日が相次いで生まれている。2016年に江崎グリコが制定した「クイーン・デー」は毎日がんばっている女性(クイーン)のみなさんを称え、甘いチョコレートで癒してあげたいとの願いが込められた日で、日付はトランプのクイーン(王女)を表す数字の「12」が並ぶこの日に。12の分野のエンタメランキングで1位に選ばれた 女性有名人を“クイーン”として表彰する『ORICON クイーン・アワード2017』を開催するなど話題性が高い。

ダンボールを使った知育玩具(おもちゃ)や家具を販売している通販サイトMoco-ya(モコヤ)が制定した「ダンボール・アートの日」はダンボールアーティストである山田素子氏の「ダンボール・アートで子どもたちに『ものづくり』の楽しさを伝える日にしたい」という願いが込められた日で、1から2へと物が生み出される意味と、1・2(イチ・ニ)1・2(イチ・ニ)と前に進んでいくイメージから12月12日となった。2017年は12月9日・10日に次のようなイベントを行い、ダンボール・アートの魅力を広げていく(写真のポスター)。

開催日時:2017年12月9日(土)、10日(日)10:00~17:00  開催場所:港北みなも/3F(神奈川県横浜市都筑区中川中央2-7-1/横浜市営地下鉄センター北駅より徒歩5分)
主幹:ダンボール・アートの日 実行委員会(問い合わせ先:03-6419-1875)  協力:港北みなも
実施内容:①ダンボール愛好家や、アーティストの作品を集めた展示・販売 ②ダンボール・アートのワークショップ(人数制限有) ③SNSでの発信

そして、子供服ブランドを展開する株式会社ジェニィが制定した「ジェニィの日」はSHOPや通販で人気の同社のファッションアイテムの魅力を伝えるのが目的で、日付は会社の設立月が12月であり、12は読みようによっては「ジェニィ」とも読めることから、12といえば「ジェニィ」と言われるようにとの思いから定められた。

この他にも「杖の日」は12と12を「杖を持ってイッチニ(12)、イッチニ(12)」と読む語呂合わせなど、12にはひとひねりした楽しい由来があり、今後もこの日の記念日が増えるに違いない。