日本の有力コンテンツに記念日を。「だがしの日」から見えてきたもの。

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「3月12日」が「だがしの日」として日本記念日協会に認定され、その記念日登録証の授与式が東京の上野動物園で行われた。なぜ3月12日なのかというと「お菓子の神様、菓祖として知られる田道間守公を祀る和歌山県海南市の橘本神社の前山和範宮司から、田道間守公の命日とされる日がよいのでは」と提唱されたことから。そして「駄菓子の日」ではなく「だがしの日」なのはこどもたちにもわかりやすくとの大人の配慮である。

この「だがしの日」を記念日登録申請したのは全国の駄菓子メーカーなどで結成された「DAGASHIを世界用語にする会」だが、「安いのでいっぱい買える」「味や食感のバリエーションが豊かだ」「その細やかな工夫はまさに日本の技術そのもの」と、DAGASHIは今や世界で注目を集めるほどの存在となっている。(写真は秋山秀行DAGASHIを世界用語にする会会長に日本記念日協会加瀬清志代表理事から「記念日登録証」が贈られる様子。左は駄菓子のオーナメントを飾ったクリスマスツリー)

このような世界を魅了する日本の有力コンテンツに記念日を設けることが今後増えるに違いない。2013年に日本記念日協会に認定登録された「『和食』の日」(11月24日)はそのすぐ後にユネスコの世界無形文化遺産に登録された。沖縄の「組踊」も世界無形文化遺産だが、9月3日を「組踊の日」として日本記念日協会に認定登録されている。

さらに伝統的な工芸品や歴史ある芸術や祭事。それらの多くがその継承や保存に記念日を活用することができる。すでに世界無形文化遺産に登録されている歌舞伎に「歌舞伎の日」が出来ればさらに多くの人が歌舞伎に親しむきっかけになり、結城紬に「結城紬の日」が制定されれば結城紬に関心が集まることだろう。