記念日の動向:8月8日は1年で2番目に記念日が多い日

8月8日・プチプチの日

8月8日は日本記念日協会が認定した記念日の登録数が多い記念日の特異日である。その記念日数は24件。11月11日の26件(毎月11日などを含まない)に次いで1年で2番目に多い日ということになる。

その理由は8と8が並ぶゾロ目の日なので覚えやすく、8は見た目にも丸っこくて親しみやすい。そして数字の8は「ハ」「パ」「ハチ」「パチ」「パチン」などと読むことができ、それが二つ重なることで「ハハ」「パパ」「ハッハッ」「ハッパ」「パチパチ」「パチンパチン」などの語呂合わせがしやすい。その形から丸い物、円形の物の記念日に使いやすいなどの理由がある。

また、末広がりの「八」が重なるのは縁起が良く、こどもの夏休み中でイベントなどが組みやすいなど時期的なことも8月8日の記念日が増える要素となっている。

中には「同じ日にそんなに記念日があると、効果が分散してしまうのでは」と心配する人もいるが、なぜその日を記念日にしたいのかが大切なのであって、その日には記念日が多いから他の日にするというのは少々的はずれだ。なぜなら自分たちが手がけているものの歴史やネーミング、魅力的なことなどを大切にしたい、多くの人に知ってもらいたいとの思いが記念日を制定しようという発想を生む。

その原点を変えてしまってはそれこそ意味がない。語呂合わせにしても、形合わせにしても、それは日本の立派な言葉文化、形状文化なのだから。(写真は8月8日の「プチプチの日」のプチプチ)