2022年の「バレンタインデー」の推計市場規模は前年比約12%増の約1175億円。

2022年の「バレンタインデー」の推計市場規模は前年比約12%増の約1175億円。昨年の約1050億円から約125億円も増えた。ではなぜ2022年の「バレンタインデー」の推計市場規模が約12%も増えたのか。その理由などを考察してみると・・。

1・「多くの人がコロナ禍での生活に慣れ、もう一度バレンタインデーを楽しみたいと思うようになってきたから」。
まん延防止等重点措置の実施期間・区域が拡大を続ける中でも、今まで行っていた季節の行事や習慣を感染防止の工夫をしながら行うことが普通になってきて、我慢していた年中行事や特別なイベントを楽しみたい人が増えている。バレンタインデーも例外ではなく、むしろ積極的に楽しみたいイベントひとつ。

2・「バレンタインデーをお世話になっている人へお礼をする日にと考える人が増えたから」。
女性から男性へチョコレートを贈る愛の告白の日という定義が主流であるのは変わらないが、コロナ禍で自分にとって大切な人、お世話になっている人が性別や世代、関係性を越えて見えてきて「ありがとうの気持ちを贈る日」と捉える人が多くなった。そんな人にはチョコレートを贈って誤解されても困るので、ネット通販でグルメカタログやビジネス用品、ファッションアイテムなどを贈る人もいる。例えば下記のサイトの兵庫県豊岡市に本社を置く木製ハンガーの製造販売を手がける中田工芸株式会社では「バレンタインは大切な人にハンガーを贈りませんか」と提案をしている。https://www.nakatahanger.com/news/3230
チョコレートカラーのスラックスハンガーとジャケットハンガーのセットと、ネクタイハンガーがバレンタイン限定商品(写真)。

3・「今年のバレンタインデーは月曜日なので、義理チョコ、お配りチョコが復活するから」
テレワークが進み職場で直接顔を合わせない人も多くなっているが、週に一度の出社日は月曜日というところが多い。月曜日にその週の打ち合わせをしたいということもあるのだろう。ということで職場での義理チョコも復活。むしろこんな時だからこそ「義理とお久しぶりチョコで~す」と笑顔で渡したくなるのかもしれない。昨年は日曜日だったので余計な心配(?)はいらなかったのだが。

4・「今年はメディアのバレンタインデーに対する反応が早いから」
感染者数の増減に一喜一憂し、オミクロン株のデータに時間を割き、トンガ沖の海底火山の噴火と津波について解説し、北京オリンピックにモヤモヤし、政治家のトンデモ発言に怒り、食料品の値上げをジワジワ報じ・・・と、いろいろとある中で今年はバレンタインの商戦を伝える番組や紙面が増えている。デパートのイベント企画、新しい高額チョコ商品、SDGsを意識したトレンド商品、今まで知られていなかったチョコレート以外の商品などなど話題性にはこと欠かない。メディアにとってもこの時期のいちばん明るい話題は「バレンタインデー」なので。「命も経済」も大切だが、日々の暮らしと心にゆとりを与えてくれるバレンタインデーのような「記念日」を扱うメディアが確実に増えている。

(尚、推計市場規模の金額は億の単位の下一桁が0か5のどちらに近いかを判断し、近いほうに当てはめて発表。上記の文面、金額などを番組、紙面、Web上などでの使用を希望するときは必ず日本記念日協会まで連絡をして許可を得てください。(TEL・0267-68-2465/土日祝日を除く平日午前10時から午後5時まで)