2021年の「ホワイトデー」の推計市場規模は前年比約18%減の約240億円。

2021年の「ホワイトデー」の推計市場規模は前年比約18%減の約240億円。昨年の約295億円より約55億円減少と推計される。その理由はどこにあるのか。2021年の「ホワイトデー」の推計市場規模を考察すると・・

1・「バレンタインデー」のお返し市場として成長してきた「ホワイトデー」は、その「バレンタインデー」の推計市場規模の影響を大きく受ける。今年の「バレンタインデー」の推計市場規模は新型コロナウィルスの感染拡大を主な要因として前年よりも約260億円も減少しており、「ホワイトデー」も大幅な減少はまぬがれない。とくに「バレンタインデー」が自分へのご褒美需要を増やせば増やすほど「ホワイトデー」はその存在意義が薄れていく。自分へのご褒美のお返しってナニ?というわけだ。
また、「バレンタインデー」の義理チョコ需要が激減すれば、3倍返しと言われた「ホワイトデー」のお返し需要は格段に減少する。そもそも義理なのにそのお返しってナニ?3倍返しの根拠は?と、説明が付かないことへの不信感が浮き彫りになっている。

2・収入が減っている人が多くなり、せめて「バレンタインデー」は楽しみたいと思っても「ホワイトデー」はスルーしようと考える人が増える。「バレンタインデー」は恋人同士から友だち同士、家族へ、知り合いへ、自分へ、社会を支えてくれる人へと広がりをもつことで記念日としての存在感を示してきた。「ホワイトデー」も「お返し記念日」から一歩進んで、その名前のごとく白いキャンバスに絵を描くように「新しいことへチャレンジする人を応援する記念日」などに進化が必要なのではないか。

3・今年は東日本大震災から10年と言う節目の年なので、その関連情報が膨大に報じられることもあり、その3日後にある「ホワイトデー」に関するメディアの情報が極端に少ない。「バレンタインデー」もデパート情報を中心にメディア(とくにテレビと女性誌)に多く紹介されたので、ネットでの販売が話題を集めたが「ホワイトデー」の新着情報はあまりに少ない。

(尚、推計市場規模の金額は億の単位の下一桁が0か5のどちらに近いかを判断し、近いほうに当てはめて発表。上記の文面、金額などを番組、紙面、Web上などでの使用を希望するときは必ず日本記念日協会まで連絡をして許可を得てください。TEL・0267-68-2465)

※写真は「ホワイトデー」らしく人気の白いチョコレート。左がロッテの「ガーナ・ホワイトチョコレート」/右が明治の「アーモンド・ホワイトベル」/下が森永製菓の「白いダース」